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ごろ店2012.1.10
カックレー(語) 「やあ!今日も来てくれたんだね。

 どうもありがとう。

 外は寒いようだけど、

 元気に過ごしているかい?

 僕は相変わらずだよ。

 今日は朝から友達の料理屋で、

 食事と会話を楽しんでいるんだ。

 よかったら君も寄っていかないかい?」


カックレー(語) 「ここはね。僕の行きつけの料理屋なんだ。

 と言ってもこの村じゃ料理屋は

 ここぐらいなものなんだけれどね?

 ここの料理は絶品だよ。ゴロは本当に料理上手さ。」

カックレー(語) 「でもね。

 はじめてこのお店に僕が来たときは

 オーナーのゴロととんでも喧嘩をしたものなんだ。

 "ポロン"なんかもやってきて

 もうどうなる事かと思ったね。



 ・・・え?ああ、"ポロン"っていうのは

 この村の交番にいるおにいさんだよ。


 ポロンの話はまた今度。

 今日は初めて僕が

 ゴロのお店に来た時のお話をしようじゃないか。」



ごろ(語) 「いらっしゃいませ!お好きな席へどうぞ!」

カックレー(語) 「元気ハツラツなオーナーゴロは

 僕がお店に入って来るなり、

 あのほっそい目を輝かせて

 座席を勧めてくれた。

 その頃はね。お昼でも

 今みたいにそんなに混んでいなくてさ。

 
 ・・・え?今も人がいないじゃないかって?


 ゴロのお店だって、休みのこともあるんだよ?

 とにかく、混んではいなくてね?

 僕がその日最初のお客だったんだよ。

 僕は僕でその日がこの料理屋に来る

 初めての日だったから、

 あっちこっち店内を眺めたよ。

 "青い店だな。"

 そんなことを考えてた。」

 カックレー(語) 「ちなみに僕は元冒険家だからね。

 各地のおいしい店の料理は沢山食べていたし、

 自分で言うのもなんだけど、リッチだった。


 ・・・リッチ?お金持ちさ。


 この料理屋は、申し訳ないけど、

 あまり高級な店には思えなかったね。


 だけれどね、

 店内中央に置いてあるお魚は

 目を惹くものがあるよね。

 "あれがメイン料理に使うものに違いない"

 そう思ったね。」


ごろ(語) 「ご注文はなんにしますかね?」

 メニュー表を持ってやってきたゴロに

 僕はね?こういったんだ。

カックレー(語) 「"この店で一番高い…

 その魚を使った料理をお願いできるかな?"

 丁寧に言ったつもりだった。

 感じよく言うつもりだった。

 でもその口ぶりは、"どこの金持ちだ!!"

 と言いたくなるほど偉そうだったのかもしれない。

・・・どうなったのかって?」


ごろ(語) 「ふっざけんじゃねえぞ!!このダチョウが!!」

カックレー(語) 「ゴロは当然のように激怒した。

 僕の言い方がかなり気に障ったんだろう。

 だけれど、目に余るような罵声を

 お客の僕にぶつけまくってね。

 それはもうなんていうか、

 店じゃなかったね。

 その罵声に我慢ならなかった僕は

 "そこまで怒ることかい!!

おいしい料理を願って何が悪い!"


 と怒りかえしたわけだ。

 その声は村中に響き渡り、

 わらわらとヤジ馬が集まり出す。

 "おいしそうな魚が

 目の前にあるのに

 それを客に出せない

 っていうのか?!"


ごろ(語) 「ああ!!だせないね!!

 誰が食わせてやるものか!!」


カックレー(語) 「なんつう店だと思ったね。

 お客に喧嘩を売るとは、

 料理屋としてどうなのか。


 "ここでは料理屋じゃないのか!?"

 "お客をオーナーは選ぶのか?!"

 "だから人がいないんじゃないのかい?!"



 野次馬が集まり出したそのお店で

 僕は激しくゴロを罵ったよ。



 ところがだ。

 ゴロは何が悪いと言わんばかりに

 お店中央の水槽に手をやって

 僕にきっぱりとこう言ったんだ。」


ごろ(語) 「ここは!野菜の料理専門店だ!!」
カックレー(語) 「レストランで目の前にあるものすべてが、

 そのお店の料理に使われるものとは限らない。

 メニューも見ないで、

 偉そうにお金を振りかざそうとした僕は

 ただのバカでしかなかったんだ。

 レストラン中央にいた大きな魚は

 実はゴロの大の仲良し。

 お店じゃ、いいミュージックを奏でてくれる

 なくてはならない存在だった。

 それを食おうと考えた僕は

 ある意味かなり恐ろしいよね。」


カックレー(語) 「なかなか面白い話だっただろ?

 ・・・そうでもない?

 まあ、人それぞれだからね。

 そうそう、このひと騒動があったおかげで、

 村の人は、この料理屋によく来るようになったんだよ。

 魚のミュージックもなかなか話題で、

 何が起こるかわからないよね。

 今じゃゴロとは、こうやって

 ときどきお茶をさせてもらう仲になっているんだ。

 今度は君も、ゴロのお店が休みじゃない日に来て

 食事をしてみるといいよ。

 ここの料理は本当に絶品だからね。

 今日は話を聞いてくれてありがとう。

 また来てくれると嬉しいよ。」


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2012/01/10(火) 08:44 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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プロフィール

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Author:ダチョウ牧場Fさんです。
北海道の丘の町美瑛町にある、ダチョウ牧場orchard grass(オーチャードグラス)のダチョウブログです。
牧場内のフレンチレストランの紹介と…おもにお話書いているかも…ご了承ください。

 
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